🏃 コース概要|七条大橋〜鴨川の終わり 往復約16.6km
- 日付:2026年8月22日(土)
- 距離:往復 約16.6km
- 所要時間:約2時間22分
- スタート/ゴール:七条大橋
- 折り返し:羽束師橋(鴨川と桂川の合流点)
- ルート:往路は東岸を南下/復路は京川橋から西岸へ
- 路面:舗装・砂利・芝生・未舗装と、めまぐるしく変わる
- トイレ・自販機:ほぼなし。飲み物の持参は必須
- 走った時間帯:早朝6時ごろ
鴨川・賀茂川・高野川を4回に分けて全区間走り、橋32本の距離を1枚の表にまとめました。走りたい距離から折り返し地点を選べます。
➡ 鴨川ランニングコース完全ガイド|橋32本の距離一覧【出町柳を起点に南北ぜんぶ走った】
鴨川シリーズの最終回です。
北は上賀茂神社まで、東は高野川を、中心部は七条大橋まで走ってきました。残るは南。今回はいちばん奥、鴨川が終わる場所まで行ってきました。
そして途中で、二条城へ運ばれるはずだった巨大な石と、京都の玄関口だった港の跡に出会いました。





鴨川はどこで終わる?何キロ走れる?
先に結論です。
- 鴨川の最後の橋は「京川橋」。その先で桂川と合流します
- 合流点を見るなら、桂川に架かる羽束師橋まで行くのがおすすめ
- 七条大橋から往復で約16.6km・2時間22分でした
出町柳(賀茂大橋)から七条大橋までが約4.77kmなので、出町柳から鴨川の終わりまでは、片道でおよそ13kmということになります。
【保存版】七条大橋から南の橋ごとの距離一覧
この記事でいちばんお伝えしたい情報です。七条大橋から南へ、橋と橋の間の距離を実際に測りました。
| 橋 | 七条大橋からの累計 | タイム |
|---|---|---|
| 塩小路橋 | 0.25km | 約2分 |
| 東山橋 | 1.17km | 9分58秒 |
| 陶化橋 | 約1.4km ※ | ― |
| 勧進橋 | 1.57km | 13分36秒 |
| 水鶏橋 | 約2.2km ※ | ― |
| 竹田橋 | 2.90km | 23分39秒 |
| 大宮大橋 | 3.46km | 28分35秒 |
| 鳥羽大橋 | 4.25km | 35分06秒 |
| 小枝橋 | 4.93km | 40分24秒 |
| 京川側道橋 | 5.48km | 45分07秒 |
※ 陶化橋と水鶏橋の2本は、当日うまく計測できませんでした。前後の橋から位置を割り出したおおよその数字なので、参考程度にお願いします。
もうひとつ補足です。竹田橋と大宮大橋の間には「京都南大橋」という橋もあります。走っていて気づかなかったので、この表には入れていません。
【要注意】南の鴨川は「東岸」を走ってください
これが今回いちばん大事な発見です。
- 東岸:七条大橋から桂川の合流点まで、ほぼ川沿いを1本で行けます
- 西岸:鳥羽大橋のあたりで「この先通り抜けできない」という看板が出てきます
西岸を走ると、火打形橋を渡って迂回することになります。そのまま進んでも、京川橋のあたりで「この先進んでいいのかわからない道」になってしまいました。
迷いたくないなら、迷わず東岸です。
往路|東岸を南下する
七条大橋から東岸に降りて、南へ向かいます。
まず約250mで塩小路橋(約2分)。
このあたりはしっかり遊歩道として舗装されていて、とても走りやすいです。


約920mで東山橋(1.17km・9分58秒)。
ここで、以前は勘違いしていたことがわかりました。
東山橋のところは車が入れないように門が閉まっているので、私はずっと「ここで鴨川沿いは終わり」だと思って一般道に上がっていました。でも実際は、橋を渡ったらすぐ、門の横から鴨川沿いに戻れます。




東山橋から先は少し道が狭くなるところがあります。
そして少し先に、飛び石がありました。北のほうにある飛び石とくらべると、びっくりするくらい小さい飛び石です。

陶化橋(約1.4km)を過ぎ、勧進橋(1.57km・13分36秒)へ。



次は水鶏橋(約2.2km)。
水鶏橋の先は、アスファルトではなく砂利道になっている区間があります。


2.90kmで竹田橋(23分39秒)、3.46kmで大宮大橋(28分35秒)。


4.25kmで鳥羽大橋(35分06秒)。この橋はモダンでおしゃれなデザインでした。
そして鳥羽大橋の先は芝生の生えている道になります。



4.93kmで小枝橋(40分24秒)。この先は砂利道です。



5.48kmで京川側道橋(45分07秒)。


京川橋から先|自転車歩行者専用道路が気持ちいい
京川橋から先は、鴨川のすぐ横が未舗装になります。
ただ、すぐ横に自転車歩行者専用道路が通っているので、そちらを走りました。
ここがとても気持ちよかったです。しっかり舗装されていて、ロードバイクの人も走っています。信号もありません。今回のコースでいちばん快適な区間でした。


「鳥羽の大石」|二条城へ運ばれるはずだった石
専用道路を進んでいると、看板と、3つの大きな石がありました。


調べてみたら、とんでもない石でした。
- 寛文2年(1662年)の大地震で、二条城の石垣が壊れました
- その修復のため、大阪から淀川を舟でさかのぼって石が運ばれてきました
- 当時の京都の玄関口だった「鳥羽の港」で陸揚げされる予定でした
- ところが何らかの理由で、鴨川の川底に沈んでしまったのです
- その石が、河川敷を公園にする工事のときに引き上げられました
大きいものは長さ188cm、重さは推定5トン。瀬戸内の島で採れた花崗岩だそうです。
石の角には「矢穴」という跡が残っています。石を切り出すときに、楔を打ち込んだ穴です。二条城の城門の飾り石を調べたところ、石質も寸法も矢穴の跡も、この石とそっくりだったとのこと。
このブログは二条城を本拠地にして走ってきました。その二条城へ向かうはずだった石が、360年以上前に鴨川へ沈み、いまも川べりに転がっている。走っていて、いちばん胸に残った場所です。
詳しくはとっておきの京都プロジェクトの解説ページでも読めます。
鴨川の終わり|看板が教えてくれる
さらに進むと、看板が続きます。




河川の境界線を示す看板がありました。ここが鴨川の終わりです。
ただ、この時点ではまだ桂川と合流していません。合流する瞬間を見たかったので、もう少し進みました。
羽束師橋|ここが京都の玄関口だった
羽束師橋に到着。ここで鴨川と桂川の合流が見られました。



橋のそばに「鱧海道(はもかいどう)」という看板がありました。これも調べてみたら、面白い話でした。
この合流点のあたりには、かつて「草津湊(くさつみなと)」という港がありました。
- 大阪湾・淡路・瀬戸内などで獲れた魚が、夜を徹して淀川をさかのぼる舟で運ばれてきました
- その魚をこの地で荷揚げし、鳥羽街道を北上して京都の街へ届けていました
- なかでも生命力が強く、生きたまま京都まで運べる数少ない魚が「鱧」でした
- だから地元では、このルートを「鱧街道」と呼んでいます
京都の夏に鱧が欠かせないのは、この道があったからです。
そして気づきます。さっきの「鳥羽の大石」も、同じ水運で運ばれてきた石でした。石も魚も、この場所から京都へ入っていたのです。


復路|西岸は迷路だった
帰りは西岸を走ってみる予定でした。ところが、羽束師橋から鴨川の西岸へは行けません。
いったん来た道を戻り、京川橋のところで西岸に渡りました。

ここからが大変でした。
少し進むと公園があります。そのまま進むと西高瀬川のほうへ逸れてしまうので、堤防を少し降りて鴨川沿いに入ります。
西岸の鴨川沿いは、あまり舗装されていません。「この先、本当に進めるのだろうか」と心配になる道でした。


進んでいくと、いつのまにか鴨川に合流する別の川沿いを走っている状態になります。それでも進むと火打形橋があり、ここでようやく鴨川に戻れました。

そして鴨川に戻ったところに、「この橋より南は通り抜けできません」という看板がありました。
つまり、西岸を南下してきた人は、ここで行き止まりになるということです。

その少し北は砂道、さらに北へ進むと歩道の道路になりました。


おまけ|コナンのラッピング列車に会えました
七条大橋の手前、JRの鉄橋のところで電車が止まっていました。
名探偵コナンのラッピングがされた特急「スーパーはくと」です。京都駅と鳥取を結ぶ列車で、鳥取は作者の出身地です。


七条大橋にゴール|松明殿稲荷神社
七条大橋に到着です。
なお、七条大橋の西側は、ここから北も舗装されていません。西岸で北へ進むことはできませんでした。


最後に、七条大橋のたもとにある松明殿稲荷神社(たいまつでんいなりじんじゃ)にお参りしました。
- 伏見稲荷大社の境外末社です(田中社とも呼ばれます)
- 創始は天暦2年(948年)。1000年以上前です
- 天暦10年(956年)、勅命で燎祭が行われたときに「炬火(たいまつ)殿」の号を賜ったのが名前の由来
- 伏見稲荷の稲荷祭では、氏子が松明を灯して七条河原で神輿5基を迎えていたと、江戸時代の書物に残っています
- 現在の場所に移ったのは宝永8年(1711年)





【重要】トイレも自販機もありません
このコースで、いちばん気をつけてほしいことです。
七条大橋から南は、トイレも自販機もほとんどありません。
私は京川橋から少し外れたところにあるコンビニで飲み物を買いましたが、買えるところはそこくらいでした。
飲み物の持参は必須です。とくに夏は、持たずに走ると危険だと思います。
走ってみた感想
朝6時ごろのスタートでした。それでも時間が経つにつれて日差しがきつくなり、往路は大丈夫でしたが復路はまたバテてしまい、歩く時間が多くなりました。
タイムはあまり参考にならないと思います。そこはご了承ください。
それでも、収穫の多い1本でした。
いちばんの発見は、東岸なら九条通より南でも、ずっと川沿いを走れるということです。今まで「南は途中で終わり」だと思い込んでいたので、これは大きな驚きでした。
そして京川橋から先の自転車歩行者専用道路が、本当に気持ちよかったです。信号で止まることも一度もありませんでした。
まとめると、このコースの特徴はこの3つです。
- 東岸なら1本道 — 桂川の合流点までずっと川沿いを走れます
- 信号ゼロ — 一度も止まりませんでした
- 歴史が濃い — 鳥羽の大石、草津湊の鱧街道、松明殿稲荷神社
注意点は西岸が通り抜けできないことと、トイレ・自販機がないこと。この2つだけ頭に入れておけば、気持ちよく走れるコースです。
これで鴨川シリーズは完結です。北の上賀茂神社から、南の桂川合流点まで、全部走りました。
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▶ 京都駅発ランニングコースまとめ|3.6km〜15.5kmの10コースを距離順に紹介
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